・6月第5週(6/25〜7/1)
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[開花] ノヤシ、タコノキ、モクタチバナ、オガサワラボチョウジ、シマクマタケラン、アカテツ、コバノアカテツ、テリハハマボウ、シマホルトノキ、ムニンボウラン、オオシラタマカズラ、ムニンヒメツバキ、ヤロード、オオバシマムラサキ、ウラジロエノキ、ハマナタマメ、ホウオウボク、ゲットウ [結実] オガサワラモクマオ、スズフリホンゴウソウ、ウエマツソウ、ハウチワノキ、ムニンエノキ [新葉・落葉] 新:ウラジロエノキ、ムニンエノキ、マンゴー、アデクモドキ、ヒメフトモモ、コブガシ [フィールドメモ] 小笠原は、晴天続きでほとんど雨の降らない時期に突入しました。木陰の山を歩いても、動くとすぐに汗が出ます。十分な飲み物と虫除けと汗拭きは手放せない。この時期、いっそう青くなる空と海と緑の山は、写真を撮るのもいい時期で、べた凪ぎの海は船で遠出するにも良い時期です。もちろん!山でも出発前にしっかり準備をすれば、安全で楽しい山歩きになります。ちょっと暑くても、、、山へ行って海へ飛び込めば全然OKです* |
タコノキ(小笠原固有:父島) 海岸通りや夜明道路沿いを車で通ると、タコノキの雄株の花が咲き始めていました。タコノキの仲間は、熱帯に分布しています。日本には琉球に生育するアダンと小笠原固有種のタコノキがあります。タコノキは、枝から下向きに多数垂れ下がる気根が特徴で、「タコ」のような姿から名前がつけられています。 →この植物の図鑑説明へ |
タイワンソクズ(広分布:父島・夜明道路(長谷)) タイワンソクズの花が、道路脇の空き地や夜明道路沿いに咲いていました。蜜が多く、セイヨウミツバチが盛んに訪花しています。タイワンソクズは、小笠原、宮古島、台湾などに分布している広分布種です。(スイカズラ科ニワトコ属)今週紹介した2種は、道路沿いで手軽に見られます。 |
・6月第4週(6/18〜6/24)
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[開花] ヒメマサキ、モクタチバナ、オガサワラボチョウジ、シマクマタケラン、ウラジロコムラサキ、コバノアカテツ、イモラン、シマホルトノキ、ムニンボウラン、スズフリホンゴウソウ、オオシラタマカズラ、ハツバキ、ムニンヒメツバキ、ヤロード、オオバシマムラサキ、ウラジロエノキ、ハマナタマメ、ホウオウボク、ゴールデンシャワー、キフゲットウ、オオバナカリッサ、キョウチクトウ、 [結実] オガサワラモクマオ、スズフリホンゴウソウ、ウエマツソウ、ハウチワノキ、ムニンエノキ [新葉・落葉] 新:ヒメフトモモ、コブガシ、ムニンイヌグス [フィールドメモ] 夏真っ盛りの小笠原!海水もぬるく感じます。日差しが強いので、日焼け止めはしっかり塗った方が良いですよ☆ 山を歩くと、シマホルトノキの甘酸っぱい独特の香りが漂います。ムニンヒメツバキやシマクマタケランが咲く6月頃は、オガサワラクマバチの繁殖の季節です。あちらこちらで木に穴を開けている姿がみられます。 花は、オガサワラボチョウジ、モクタチバナ、シマクマタケランが見頃です。コバノアカテツも咲き始めています。 |
シマクマタケラン(小笠原固有亜種:父島) 林内でシマクマタケランの花が咲いていました。シマクマタケランは、アオノクマタケランの亜種といわれています。 可動性の柱頭が上から下に移動しているようです。今まで食害のなかったシマクマタケランが、去年あたりからヤギの食害が目立ちはじめ、個体群は年々小さくなっていっています。 →この植物の図鑑説明へ |
イモラン(小笠原固有:父島) 地面に落ちた落ち葉の色と、そう変わらない花の色をしたイモラン。高さ30cmほどの腐生ランです。 もう、そろそろ花期の終盤です。イモランは、地面に出てから花が咲くまであっという間です。イモランは小笠原のランの中でも、結実が結構良い。何が受粉に来ているのでしょうか、、、。忙しい日々で、今年も見逃してしまいました。残念。 |
------3週目は、家族の風邪と多忙の為、お休みさせていただきました。------
・6月第2週(6/4〜6/10)
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[開花] ムニンハナガサノキ、シマホルトノキ、ムニンボウラン、スズフリホンゴウソウ、オオシラタマカズラ、ハツバキ、オオバシロテツ、マルバシマザクラ、オガサワラアザミ、ツルワダン、ムニンネズミモチ、シマカナメモチ、ムニンヒメツバキ、ヤロード、ムニンネズミモチ、コクラン、ウエマツソウ、ウラジロエノキ、キキョウラン、ハマナタマメ、バラアサガオ、リュウキュウコクタン、ホウオウボク、デリス、キフゲットウ、オオバナカリッサ、サイザルアサ、クロツグ、トクサバモクマオウ、ゲットウ、キョウチクトウ、テッポウユリ、イヌシロソケイ [結実] ハウチワノキ、ムニンエノキ、コブガシ、ゴールデンシャワー、クロツグ [新葉・落葉] 新:ヒメフトモモ、デリス、コブガシ、ムニンイヌグス [フィールドメモ] 今週は蒸し暑く、雨の日も多くなりました。ゲットウやテッポウユリの花もそろそろ終わり、替わってタカサゴユリが蕾を付け始めています。ホウオウボクの木は真紅の花で覆われています。シマホルトノキの花は一部の場所で開き始めました。シマクマタケランの花ももうすぐ開花しそうです。 |
マルバシマザクラ(小笠原固有:父島) マルバシマザクラは、シマザクラと共にアカネ科フタバムグラ属の植物で、世界に類をみない貴重な種と言われています。 母島では主に草地にやや普通に生育するものの、父島ではヤギの食害の影響か急な崖などに生育し、個体数は極少ない。シマザクラより葉は肉厚で丸みがあることが特徴です。花期にも違いがあります。 |
オオシラタマカズラ(小笠原固有:父島・中央山) オオシラタマカズラが咲き始めました。近縁種は本州南部〜琉球に生育するシラタマカズラで、小笠原固有種のオオシラタマカズラは昔はオオバノシラタマカズラとも呼ばれ、シラタマカズラに比べ葉が大きいそうです。花は小さい目立たない花かもしれませんが、よく観察すると面白い。 →この植物の図鑑説明へ |
※オオミノシラタマカズラ→オオバノシラタマカズラに訂正(6月14日)
・6月第1週(5/28〜6/3)
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[開花] ムニンボウラン、スズフリホンゴウソウ、オオシラタマカズラ、ハツバキ、オオバシロテツ、マルバシマザクラ、オガサワラアザミ、ツルワダン、シマカナメモチ、ムニンヒメツバキ、ヤロード、ムニンアオガンピ、ムニンネズミモチ、コクラン、ウエマツソウ、ウラジロエノキ、キキョウラン、ハマナタマメ、バラアサガオ、リュウキュウコクタン、ホウオウボク、デリス、キフゲットウ、サイザルアサ、クロツグ、トクサバモクマオウ、ゲットウ、キョウチクトウ、ソウシジュ、テッポウユリ、イヌシロソケイ [結実] ハウチワノキ、ムニンエノキ、オオハマボッス、コブガシ、クロツグ、ゴールデンシャワー [新葉・落葉] 新:ヒメフトモモ、デリス、コブガシ、ムニンイヌグス [フィールドメモ] 大きな天気の崩れはなかったものの、晴れたり曇ったり時折スコール(通り雨)が降ったりしました。湿度の高い日は山に霧がかかり、薄暗い林内を歩いているとスズフリホンゴウソウの姿がありました。もうしばらくするとイモランなどもでてくるだろうな、、、と楽しみにしています。 |
ムニンヒメツバキ(小笠原固有:父島・境浦) 集落付近にあるムニンヒメツバキが咲きそろってきました。これから山のものも咲いていきます。林冠を埋めつくす姿はとても綺麗で、「島の花」に選ばれています。 戦前の開拓した後の二次林に多く、属島に行くとほとんどその姿を見ません。 →この植物の図鑑説明へ |
ホウオウボク(外来:父島・清瀬) ホウオウボクが咲いています。これから木を真っ赤に染めるほど花々を咲かせるでしょう。 ホウオウボクは大きな大木になり、亜熱帯農業センターなどでは大きく育った木を見る事ができます。 小笠原の代表的な街路樹です。 →この植物の図鑑説明へ |