No.71オガサワラボチョウジ

固有種:アカネ科)

私はオガサワラボチョウジを
東平の2ヶ所で観察します。
2つ目のムニンノボタン植樹地
の前に1本あります。
もう1本は林内の小道を通り過ぎ、
沢道を登った所の左に数本
かたまってあります。
ここのオガサワラボチョウジは、
日当たりがよいせいか花も
果実もよくつきます。
また中央山の階段を上り始めて
すぐの右手に背の高い
オガサワラボチョウジが
木々の間から見えます。
特に、花の時期は目につきます。

オガサワラボチョウジの葉は、
対生(対につくこと)で枝先に
集中してつきます。

(2003年3月:父島・東平・沢道登って左)

オガサワラボチョウジは、
枝先に高杯状の花を
つけます。
花の色は、乳白色で
芳香があるといわれてい
ます。
花はラッパ状に柄が長いの
が特徴です。
私が見た花は5センチほど
ありました。
花は6月から7月に見ることが
できます。

(2003年6月:父島・東平・沢道登って左)
(2006年2月:父島・東平) (2003年2月:父島・東平・第2ムニンノボタン移植地前)

花が終わると卵型の果実がなります。
果実は11月頃に黒紫色に熟し、次第に偏平な種子の形が分るようになります。

オガサワラボチョウジの葉は、へら状です。
林内のオガサワラボチョウジの葉は、上の
写真のように大きく細長くなります。
葉の先がちょんと尖っています。
支脈が主脈にぶつかるところがふくらんで
いるのもオガサワラボチョウジの葉の特徴です。


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