NO.19 シマギョウギシバ
Digitaria platycarpha (Trin) Stapf

固有種:イネ科・メヒシバ属)

(兄島:2004年4月)
 シマギョウギシバは、父島、東島、兄島、弟島などに生育している多年草です。
生育地は限られ個体数も少ないく、絶滅危惧種IB類(EN)に指定されています。個体数としてはTA類(CR)にも匹敵するくらい少ないと思われます。

一見、姿はメヒシバやシマカモノハシにも似ていますが、平らで湿地のような土壌を好むシマカモノハシと比べ、シマギョウギシバは岩石地の緩やかな斜面で砂利のような水はけのよい場所を好んでいます。メヒシバと比べたときには、メヒシバより葉の幅は狭いです。

草丈10cm程で、葉は無毛で黄緑色のやわらかな印象です。枯れた葉が残る特徴があります。
メヒシバのような花序を伸ばします。
(東島:2004年5月)



固有種:草本類の表紙にかえる