ツルナ
5年生のアオウミガメの学習の引率で、海洋センターで出かけたときに
カメを飼育しているコンクリート水槽の脇にに見慣れない野草が
はえているのに気がつきました。
家に帰ってから、インターネットで検索するとツルナという野草です。
原色牧野植物大図鑑には「北海道西南部から九州、および中国、
東南アジア、オーストラリア、南アメリカに分布。海浜の砂地にはえ、
ときに栽培する多年草。」とありました。
ツルナは茎が地上を這い、長さ20〜60センチほどになります。
葉は互生し、三角形をしています。
全体に無毛で、厚ぼったい感じで、触るとざらざらしています。
花は葉のわきに1〜2個つきます。
花は春から秋にかけて咲き、内側は黄色で外側は緑色をしていて
花弁はありません。
和名の蔓菜は茎がつる状で、
葉が食べられることからきているそうです。
(写真は全て:2002年7月:父島・海洋センター裏)
下の写真のように突起のある実が海流に運ばれ、そこで種子が芽を出し
ふえていくそうです。父島では州崎の海岸でたくさん見られます。
中国名は番杏だそうです。

NO.3

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