フィールド便り 



 母島旅行に行ってきました。
乳房山山頂付近では、ハハジマノボタンがぽつぽつと咲いていました。
 夏の山歩きは、しっかりと暑さ対策をして、できるだけ朝の涼しいうちに歩き始めるのがお勧めです。今回は、首に巻くと涼しくなるものを使って便利でした。他にも、栄養の入った飲むゼリーを凍らせて保冷バックで持っていくと、ちょうど山頂あたりでシャーベットになっておいしい!
 
2008.8.3 母島
乳房山
ハハジマノボタン



 海岸に生えるグンバイヒルガオの花の中を撮ってみました。花が透けて綺麗です。
 今年買ったコンパクトカメラは、被写体に1cmまで近寄って撮ることができます。
その分ぶれやすいのが気になります。
カメラを自分の体に密着させて、自分の体を地面や他の木など安定したところに接して撮るようにしています。
 
2008.7.31 父島
グンバイヒルガオ



 サガリバナ科のゴバンノアシは、日本では八重山諸島などの一部で自生する植物です。インドから熱帯にかけてに自生します。小笠原では、時々浜辺に果実が流れ着きますが、街路樹として導入した外来植物になります。
花は、主に夕方から明け方にかけて咲くことが多いです。
 「碁盤の脚」という和名は、果実のユニークな形に由来しています。
 
2008.7.27 父島
お祭り広場
ゴバンノアシ



 大村海岸(前浜)のお祭り広場に植えられているオオバナカリッサです。
クチナシを小さくしたようなかわいらしい花で、甘いいい香りがします。しかし、こんなかわいらしい花をつける反面、枝にはかなり鋭くて大きい棘を持っています。
 果実は赤く熟すと食べられます。不思議な味ですが、私はけっこう好きかも。
 
2008.7.21 父島
お祭り広場
オオバナカリッサ



 野生化しているパッションです。
都道沿いを歩いていると、いろんな発見があります。
先日、ここで落ちている実を拾いました。
「中身はいっているのかなぁ・・・。」と思いながら、今、冷蔵庫で冷やしています。
我が家では、パッションとオレンジジュースで作ったゼリーが好評です。
 
2008.7.20 父島
パッション



 パッションの花は、とても変わった形をしています。
個性的な花は南国を感じます。

こんな植物が雑草のように生えているのも、南の島ならではですね。
 
2008.7.20 父島
パッション



 タコヅルの雄花を見てから、雌花を探してみました。(歳時記参照
最初に見に行った場所に2週間後再びいくと、残念、花は少し前に咲いていたようです。
 何か手がかりはないかと探していると、苞の葉がかじられたようなものが中から出てきました。雌花にある傷はオガサワラオオコウモリの爪あとでしょうか、、、。
もう少し雌花を探したいです。
 
2008.7.16 父島
タコヅル



 中央山の奥へ行く道にシュクシャの花が咲いていました。
 静かな森に、そこだけシュクシャの甘い香りが立ち込めています。遠くには鳥の鳴き声、ミツバチの羽音が忙しなく聞こえます。

シュクシャの花は、雨が降った後の暗い道を白く照らすような綺麗な花です。
 
2008.7.15 父島
中央山
シュクシャ



 初寝浦遊歩道でムニンノキの雌花が咲き始めました。
花を見ると、小さな花弁が半開きにうつむいて咲いています。
雄しべは棒だけで花粉がありません。大きな柱頭は、5つに分かれていました。
花柄の長さや花の大きさは、アカテツよりやや大きいくらいです。
 
2008.7.9 父島
初寝浦遊歩道
ムニンノキ



 ブタ海岸にある小さな岬・饅頭岬は、タコノキは枯れ、草地と裸地に置き換わりつつあります。
ジョンビーチへいく道中は、ノヤギの影響で、このような不毛の地があります
決してノヤギが悪いのではありません。全ては、ノヤギを連れてきた人間が引き起こした自然破壊だともいえます。
人間は自然と共存できないのか、、、
この傷ついた大地が癒される日は来るのでしょうか、、、。
 
2008.7.7 父島
饅頭岬




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