ヤハズカズラ
Thunbergia alata Bojer ex Sims
(きつねのまご科)


            父島の扇浦や袋沢などでは、ヤハズカズラがギンネムや藪などに
            からみついて黄色い花を咲かせているのを見ることができます。

(2009年2月:父島・北袋沢)

           熱帯アフリカ原産(その植物の故郷)のヤハズカズラは、
           明治12年にミツバチが蜜をとるために
           小笠原に持ち込まれたといわれています。
           今ではそれが野生化しています。
           ヤハズカズラは、葉の形が矢筈(矢の一番端の弦を受けるところ)
           に似ていることからつけらた名前だそうです。

(1999年5月:母島)

           ヤハズカズラは、種子繁殖もしているようです。
           たまに変わった形をした実がなります。
           下の写真は、果実の形が分かりやすいように片方の苞を取っていますが、
           普段は、大きな苞に包まれていて果実の姿は目立ちません。
                  

(2009年2月:父島、北袋沢)


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