フィールド便り 



 栽培植物も学ぼうと、亜熱帯農業センターの植物を散歩しながら眺めます。
今日は小道から入ってみることに・・・。目の前に現れたのは樹高4m程の満開を少し過ぎたミフクラギでした。
キョウチクトウ科の白い花弁は中心が赤い。ミフクラギは、沖縄、インド、マレー半島の海岸付近に自生する常緑樹です。
 
2008.6.18 父島
小曲、亜熱帯農業センター
ミフクラギ(Cerbera manghas )



 夜明道路では、季節に合わせていろいろな花が咲きます。今日はキキョウランやタイワンソクズの花をみました。
キキョウランはとても小さな花ですが、深い色合いが綺麗な花です。
清瀬周辺の林にもあるので、見つけてあげてください。
 
2008.6.18 父島、
夜明道路
キキョウラン



 奥村を通るとき、眩しいほど綺麗な赤い花が咲いています。
マメ科のホウオウボクです。
小笠原では、街路樹の木としてとても人気があって、たくさん植えられています。
ホウオウボクは、とても大きくなる樹木です。十分な広さをとって植えないと、根がコンクリートを持ち上げることもあります。
 
2008.5.31 父島、
奥村、地域福祉センター内
ホウオウボク



  ヒメマサキの花々が咲いていました。
ヒメマサキは低地から山の中腹に生育している固有樹木です。
 ひかえめな小さな花を無数に咲かせます。咲き始めると、2週間もするとほとんど咲き終わってしまうので、この時期限定の花です。
 
2008.6.10 父島、
夜明道路(奥村近く)
ヒメマサキ



  山にムニンヒメツバキが咲き始めました。小笠原の6月を彩る花です。
この花とともに、シロアリやオオヒキガエルやグリーンペペの多くなる季節でもあります。
シロアリが出た日はまだ少ないので、これからもうしばらく続きそうです。
 
2008.5.31 父島、
夜明道路(長谷、ヤロード橋)
ムニンヒメツバキ



 湿度の高い林を抜けると、心地よい風が吹いていました。
シマギョクシンカの花に癒されます。
 林内では、糸のように細いスズフリホンゴウソウがあちらこちら見えました。
よく目を凝らしてゆっくり歩くのが見つけるコツです。
 
2008.5.26 父島、東平
シマカナメモチ



 大神山や旭山などの遊歩道沿いや夜明道路などで、今、花が綺麗に咲いています。

 昨日は、N先生たちと植物観察をしました。写真撮影や話に夢中になっていると、こども達も近くの植物や虫や写真撮影に自然と興味を持ちはじめました。

オガサワラクチナシやシマモチの花も咲いていました。
 
2008.5.6 父島、
夜明道路(旭平カーブの金網近く)
シマギョクシンカ



 木々や草花の生命力を感じる4月がやってきました。
地面を見ると、あちらこちらに様々なちいさな命が芽生えています。
この子はだれでしょう、、、。

ヒントは「島の花」。

こたえはこちら
 
2008.4.18 父島
ちいさな子




 小笠原にはシマザクラとマルバシマザクラの2種が分化しています。

葉の形や肉質が異なることと、花期の違いが明確にあることで識別できます。
まず5、6月にマルバシマザクラが開花し、次にシマザクラが咲いていきます。

 
2007.6.9 父島
マルバシマザクラ




 ハマゴウは、小笠原の浜辺を彩る代表的な植物のひとつです。本州にもある広分布種です。

涼やかな浜の風に、一面に咲いた花が揺れています。葉には、ハーブのような爽やかな香りがあります。

 
2007.6.8 宮之浜
ハマゴウ




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